子供保険の満期

子供保険への加入を考えるとき、検討すべきことに、18歳満期にするか22歳満期にするか、ということがあります。

保険各社から様々な子供保険が販売されていますが、満期の年齢についても、それぞれ異なっています。
何歳満期が一番得ということはなく、それぞれにメリットデメリットがあるため、各家庭の教育プランを立てた上で、決める必要があります。

例として18歳満期と22歳満期を比較してみます。
18歳満期の保険のメリットとしては、子供の教育の中でも一番お金がかかる大学進学時に満期が来ることから、満期金を入学金にあてることができます。
また18歳までに払い込みが完了することで、子供が大学在学中に家計の負担となる保険料を支払わなくて済む、というメリットもあります。
子供が大学に通う場合、必ずしも自宅から通えるとは限りません。入学金や授業料などの他に、子供への仕送りなども必要になってきますので、保険料の負担がなくなることはこういう場合には大変大きなメリットとなるのです。

18歳満期の保険のデメリットは、大学時代の保障がなくなってしまうことです。
両親にもし万が一のことがあった場合でも保障はなく、医療特約を付けていた場合は、大学入学後の子供の医療保障もなくなってしまいます。

22歳が満期の保険のメリットとしては、大学在学中に、親の死亡保障や特約で付けた医療保障が続く、ということがあります。
在学中に子供が病気をしたり、怪我をしたりしても備えられるというメリットもあります。
デメリットは、教育費の負担が大きくなる大学時代も払い続けることになる保険料で、家計を圧迫する要因となります。
満期金を受け取るのが大学卒業時になりますが、その頃に大きな出費がない場合は、満期金は子供の独立資金や結婚資金にあてる人という人もいます。
しかし最近では、22歳満期の保険であっても、満期金を分割して大学在学中に受け取れる商品もあります。

子供保険は、必要なときにお金が下りてこなければ意味のない保険になってしまうので、加入
際しては、慎重に必要な時期を考えて決める必要があります。